金属表面改質コート「RAISER MOON WILL」

RAISER MOON WILLとは

RAISER MOON WILLは独自技術により、作業者の健康に配慮した環境に優しい金属の表面改質コートです。
トリクロロエチレン(塩素系洗浄剤)での前処理(脱脂洗浄)工程に置き換えることが出来る有効な手段です。
主に金属塗装やロウ付けの前処理技術としてご提案をしています。

中小企業や町工場がVOC(揮発性化学物質)対策において、容易に導入出来る代替洗浄手段が見つからない現在、RAISER MOON WILLの技術は「洗浄」という工程を「塗装が密着する素地への変換」へと視点を変えました。
「洗浄」という概念を取り外すことで有害な有機溶剤洗浄から離れることを実現しました。
RAISER MOON WILLは安全に使用できる新しい金属表面改質コートです。
これは「臭素系」「フッ素系」や「炭化水素系」といった洗浄液ではありません。

RAISER MOON WILLの特徴

  • 独自技術により次工程のある洗浄プロセスを置き換えることが出来る技術です。
  • 脱脂洗浄とは異なり、水をベースとした配合で被材に付着した加工油を変換させ、塗装プライマーへ密着させる技術です。
  • 水ベースながら金属の腐食や錆を抑える金属表面改質コートです。
  • 用途:金属塗装 ロウ付け などの表面前処理
  • 適応素材:鉄製部品/アルミニウム/真鍮/銅などの金属
    条件によりサンプルテストが必要です。
  • 消防法:非危険物
  • PRTR法:非該当
  • 毒劇物法:非該当

環境問題への挑戦「トリクロロエチレンからの脱却」

RAISER MOON WILLへ移行し、トリクロロエチレン洗浄を完全廃止に成功
有限会社 信和工芸社 大澤優司社長(埼玉県入間市 金属塗装業)の声

「長年の懸念であったトリクロロエチレンの塗装前洗浄について、洗浄設備の老朽化と環境への配慮から、現状改善に取り組みました。RAISER MOON WILLを導入し、トリクロロエチレン洗浄と同等の品質を実現。2022年には完全に切り替え、1年経過しても塗装品の品質に変化はありません。」

RAISER MOON WILLの検証事例

事例① RAISER MOON WILL 金属塗装前処理

金属塗装の前処理工程であったトリクロロエチレンによる蒸気洗浄からRAISER MOON WILLへの切替を行いました。

活用企業の概要 電装部品を中心に鉄/亜鉛鋼板/アルミニウム材などのプレス品をメインに扱う塗装工場
洗浄の目的 塗装前のワークに付着した加工油の除去
導入前 トリクロロエチレンでの蒸気洗浄時は1カゴ(約1200×500×500h)が乾燥まで含め約15分程度で脱脂工程が完了
導入後 RAISER MOON WILLを導入後は、約900×400×400とサイズダウンした1カゴを約30分で完了

事例② RAISER MOON WILL ロウ付け前処理の検証

ロウ付け工程でもトリクロロエチレンは広く脱脂洗浄剤として使用されています。
ロウ付けとは部品の接合方法の一種です。
接合する部品と部品をガスバーナー等で加熱し、加熱された部品間にロウ材を溶かして流し込み接合します。銅/真鍮//アルミなどの金属の表面に異物や加工油等が残っているとうまく接合できません。

検証方法(検証結果はこちら

  1. 各材質の部品を(7項目の検証結果を参照)トリクロロエチレン洗浄、及びWILLにて表面改質し状態を確認する。
  2. その後、各部品を溶接及びロウ付け接合し気密性能、破壊性能を調べ、その後接合状態を確認する。
  3. 機械加工部品にSQP処理を行い面粗度、硬さを確認する。
  4. プレス部品に塗装処理を行いクロスカット法にて塗装性能を確認する。