こちらがRAISER MOONが開発した3Dプリンタ・サポート除去システム「EXTRIPPER SYSTEM」です。
「EXTRIPPER SYSTEM」は二つの専用機器を用います。
造形物からサポート材を取り除くための装置、EXTRA-Sです。
こちらはEXTRA-US、造形物に付着したサポート残渣と最終仕上を行う装置です。
EXTRA-Sで使用する除去剤「EXTRIPPER JAM」、常温固体の製品で加温液化して使います。
フタを開けて固体のJAMをセットします。
EXTRA-Sのヒーター電源を入れて60~80℃に加温します。
洗浄準備の為、JAMは個体から液体に変化していきます。
仕上げ剤の美観をワークサイズに合わせたトレイに注ぎます。
EXTRA-USで使用する「EXTRIPPER 美観」、こちらも加温して使用します。
超音波洗浄機に水を張ります。
超音波洗浄機、60℃にセットしてヒーター電源を入れます。
トレイをセットします。
EXTRA-S内、60~80℃に加温したJAM槽に3Dプリンタ造形物を投入します。
真空ポンプ電源 スイッチオン
80kPaに到達したらバルブを閉め、真空ポンプスイッチを切ります。
ワークから気泡が出始めてサポート材洗浄が始まります。
造形物から徐々にサポート材が溶解していきます。
サポート材が全て溶解されたら減圧バルブを開放します。
ワークを取り出して美観槽に移動します。
サポート材は完全に溶解し、JAM成分で覆われた状態です。
EXTRA-USの超音波スイッチを入れます。
液温60℃に加温されている事を確認して下さい。
JAM槽から引き上げた造形物を美観槽に投入します。
造形物より残渣物が溶け出します。
美観洗浄が完了したら美観槽より造形物を取り出し温水槽に投入します。
造形物を温水槽ですすいで最終仕上げを行います。
従来のサポート除去プロセスでは、手作業による労力と多くの時間を費やしていましたが、EXTRIPPERは早くキレイに仕上げる事が出来ます。